SF小説の選び方。見るべきは3つだけ
基準1: 設定を「1行で説明できるか」を見る
タイムトラベル、宇宙でのサバイバルなど、設定を1行で言える作品は入りやすい傾向があります。逆に、架空の社会制度や造語が多い作品は、世界に慣れるまで時間がかかる。初めてなら前者からが無難です。今回の5作では「時をかける少女」「夏への扉」が前者、「ハーモニー」が後者寄りになります。
基準2: 長さと「続きの有無」を確認する
SFは長編が多く、上下巻や三部作も珍しくありません。今回は240ページの中編集から、640ページある三部作の第1部まで幅があります。厚い文庫を持ち歩かずに済むのは電子書籍の利点。ただ、続刊まで買うと出費も増えるので、まず1冊目で相性を確かめてください。
基準3: 映像化作品は「観る順番」を決めておく
映像を先に観ると世界観が頭に入り、原作の難しい部分を越えやすくなります。一方で、驚きが物語の核になっている作品は、原作が先のほうが楽しめる。特に「プロジェクト・ヘイル・メアリー」は、映画の予告編が原作の内容に踏み込んでいると映画メディアで注意が出ていました。未見の人は、予告を観る前に上巻を開くのが安全です。
それでは5作を見ていきます。