本屋大賞受賞作の選び方。見るべきは3つだけ
基準1: 受賞年で「空気の近さ」を決める
本屋大賞は2004年から続いているので、受賞作の時代背景もばらばらです。2020年代の受賞作はスマホやコロナ禍など今の生活と地続きで、入りやすさがあります。一方、2005年の「夜のピクニック」のように20年読み継がれてきた作品には、古びにくい強さがある。どちらを取るかで候補が絞れます。
基準2: ページ数は「読書のブランク」に合わせる
今回の5作は288ページから608ページまで幅があります。何年も小説から離れていたなら、まず300ページ前後を選ぶのが無難です。1日20分の通勤読書なら、300ページで2〜3週間ほどが目安。600ページ級は面白くても体力を使うので、2冊目以降に回すのも手です。
基準3: テーマの重さを先に確認しておく
同じ大賞でも、読後に元気が出る青春小説もあれば、喪失や戦争を正面から描く作品もあります。疲れている時期に重い物語を選ぶと、内容が良くても手が止まりがちです。あらすじとレビューに「つらい」「重い」という言葉がどのくらい出てくるか、買う前にざっと見ておくと失敗が減ります。
それでは5作を見ていきます。