タイヤチェーンの選び方。見るべきは3つだけ
基準1: 非金属・布製・金属。種類と取り付けやすさ
国土交通省の案内では、タイヤチェーンは3つのタイプに分けられています。金属製のチェーンやワイヤーの「金属チェーンタイプ」、ゴムなど樹脂製の「ウレタン&ゴムチェーンタイプ」、アラミドなど特殊繊維製の「布製カバータイプ」です。この記事では、取り付けの手順が少ない非金属(ウレタン・ゴム)と布製に絞りました。非金属は公式価格で1組2万円台後半から6万円台と高めですが、走行できる距離の目安が長く、布製は1万円前後から買えて軽い反面、乾いた路面で傷みやすいという違いがあります。
基準2: チェーン規制と速度。メーカーの公式表記を読む
国土交通省によると、チェーン規制は大雪の特別警報や緊急発表が出るような異例の降雪時に、急な上り下りのある峠などで行われます。規制中は、スタッドレスタイヤを履いていても、チェーンを付けていない車は通れません。通行できるチェーンについては「自動車用品店などで販売されているものであれば問題ない」とされ、スプレーのように薬剤を吹き付けるタイプは不可と案内されています。速度の条件は商品ごとにメーカーが定めていて、今回の4点はいずれも時速50km以下での走行を求めていました。
基準3: タイヤサイズの適合は商品ごとに違う。価格は代表サイズで見る
タイヤチェーンは、タイヤの側面に書かれたサイズ(例: 195/65R15)に合う品番を選びます。カーメイトの公式ストアの適合表では、同じ195/65R15でも夏タイヤはQE10、スタッドレスタイヤはQE10Lと品番が分かれていました。車種によっては、タイヤと車体のすき間が足りず装着できない場合もあります。この記事の価格は代表的なサイズの目安なので、購入前に、各社の公式サイトにある適合表や適合検索で自分の車とタイヤサイズを確認してください。
この記事の比較基準
おすすめ度(星の数)は、次の3つの基準で付けました。1つ目は、速度の上限・走行距離の目安・認定や規格といった使用条件が、メーカーの公式情報でどこまで確認できるか。2つ目は、取り付けの手順の少なさ。3つ目は、代表的なタイヤサイズでの価格と、適合を調べる手段が公式に用意されているかです。紹介による報酬の額では順位を決めていません。
並び順は、前半の2点が非金属チェーン、後半の2点が布製チェーンです。数値はすべて2026年9月時点で、各社の公式サイト・公式ストア、国内取扱元(ウェッズ)の製品ページ、国土交通省のチェーン規制の案内ページを確認しました。雪道での効き方には触れていません。路面や車、運転の仕方で変わるもので、公式情報だけでは比べられないためです。確認できなかった項目は推測で埋めず、「公式サイトで確認」と書いています。
4商品の種類と価格の目安(2026年9月時点)
カーメイト バイアスロン クイックイージー QE10(非金属)は、公式ストアで31,799円、Amazonで17,000円前後。公式ストアではQE1の26,800円からQE20の36,800円まで、品番によって価格が変わります。イエティ スノーネット 1299WD(非金属)は、国内取扱元の適合表の税込価格が42,900円、Amazonでは23,000円前後でした。シリーズ全体では41,800円から63,800円です。
オートソック HPシリーズ(布製)は、公式ストアでHP 600が18,800円、HP 685が20,800円、HP 697が22,800円(税・送料込み)。イッセ・スノーソックス クラシック(布製)は、公式サイトで13,530円から14,080円、Amazonでは9,300円前後のサイズがありました。いずれも1組2枚(駆動輪の2本分)の税込価格の目安です。
それでは4点を見ていきます。