衣替えで引き出しから出したニット。広げてみると、脇や袖口に去年の毛玉がそのまま残っている。手でむしると生地が傷みそうで、結局そのままたたみ直してしまう。秋の入り口で手が止まるのは、たいていこの場面です。
先に答えを書きます。電動の毛玉取り器は、「電源方式(充電・コンセント・乾電池)」「風合いガードを何段階で調整できるか」「ダストボックスと刃の手入れのしやすさ」の3点を見れば候補を絞れます。ニットを何枚もまとめて手入れするなら充電とコンセントの両方で使えるタイプ、気になったときに1枚だけなら乾電池式で足ります。
今回は現行の5点を、電源方式・連続使用時間・重さ・ガードの仕組みで比較しました。僕はどの商品も実際に手に取って動かしたわけではなく、2026年9月時点の各社公式サイトと公式オンラインショップの表示をもとに、気になっている点を整理した内容です。
毛玉取り器の選び方。見るべきは3つだけ
基準1: 電源方式。充電・コンセント・乾電池で使いどころが変わる
電動の毛玉取り器は、電源で性格が分かれます。コンセントにつなぐ交流式は、途中でパワーが落ちる心配がなく、セーターを何枚もまとめて手入れする日に向きます。充電式と乾電池式はコードがないぶん、クローゼットの前でも玄関でも使えます。今回の5点では、充電式の連続使用時間が30分から40分、乾電池式が約120分でした。1回に何枚手入れするかを先に決めると、選びやすくなります。
基準2: 刃の大きさと風合いガード。高さを何段階で変えられるか
風合いガードは、刃と生地のあいだにすき間を作る部品です。毛足の長いニットは高め、目の詰まったスウェットは低め、と生地で使い分けます。テスコムの現行2点は0.5mmから2.5mmまでの5段階、マクセルイズミはLongとShortの2種類のリングを付け替える方式、ティファールはガードを回してHIGHからLOWまで調整する方式でした。刃の直径は、公式に数値が出ている3点で51mmから52mm。ここに大きな差はありません。
基準3: ダストボックスと手入れ。水洗いできるかは説明書で確認
刈り取った毛玉はダストボックスにたまります。テスコムの2点は、ダストボックスに静電気防止剤を配合して毛玉が離れやすいようにしていると公式サイトに書かれています。ティファールの取扱説明書には「水洗いはしないでください」とあり、付属のブラシで刃のくずを払う手入れが基本です。刃は消耗品なので、替刃が型番つきで案内されているかも見ておきたいところです。
この記事の比較基準
おすすめ度(星の数)は、次の3つの基準で付けました。1つ目は電源の自由度で、充電とコンセントの両方で使えるか、充電にかかる時間はどれくらいか。2つ目は生地への配慮で、風合いガードの段階数や外刃の種類が公式にどこまで説明されているか。3つ目は続けやすさで、価格、替刃の案内、重さを見ています。紹介による報酬の額では順位を決めていません。
並び順は、前半の2点が充電とコンセントの両方で使える上位モデル、3点目がコンセント専用、4点目が乾電池式、5点目がUSB充電式の手頃なモデルです。数値はすべて2026年9月時点で、各社の公式サイトの商品ページ、公式オンラインショップ、取扱説明書、製品カタログの表示を確認しました。確認できなかった項目は推測で埋めず、「公式サイトで確認」と書いています。価格や仕様は変わることがあるため、最新情報は公式サイトで確認してください。
5商品の連続使用時間と重さの目安(2026年9月時点)
充電して使える3点を比べると、テスコム 毛だまトレタ ハイブリッドタイプ TKD70Aは充電約2時間で連続30分、マクセルイズミ とるとるPro KC-NW825は充電約8時間で連続約38分、ティファール 充電式毛玉クリーナー JB7000J0は充電最長8時間で最長40分です。使える時間は近いのに、充電時間には約4倍の開きがありました。
マクセルイズミ とるとるBasic 乾電池式 KC-NB325は、単3形アルカリ乾電池2本で連続約120分。テスコム 毛だまトレタ パワフルタイプ TKD50Aはコンセント式なので、使用時間の上限はありません。重さは、KC-NB325が約157g、TKD50Aが165g、TKD70Aが185g、KC-NW825が約197g、JB7000J0が約210gでした。いずれも各社の公表値で、測り方(ガードを付けた状態か、本体のみか)はメーカーごとに違います。
それでは5点を見ていきます。
まとめ: 迷ったらTKD70A、薄手の衣類まで手入れするならとるとるPro
充電の早さと5段階のガードで選ぶならテスコム 毛だまトレタ ハイブリッドタイプ TKD70A、ストッキングやタイツまで1台で手入れしたいならマクセルイズミ とるとるPro KC-NW825。まとめて何枚も片づけるならコンセント式のテスコム TKD50A、たまに1枚だけなら乾電池式のとるとるBasic KC-NB325、色で選びたいならティファール JB7000J0です。
正直、充電・交流式の2点は悩みました。充電約2時間のTKD70Aか、外刃が2種類付くKC-NW825か。価格差は2,400円ほどあります。薄手の衣類に使う予定がないなら、僕ならTKD70Aから検討します。
どの機種も、使う前に取扱説明書の「使えない衣類」の項目を読んでおくと安心です。刺しゅうや装飾のある部分、ほつれた部分は、毛玉取り器を当てる前に確認してください。
毛玉取り器選びのよくある質問
充電式とコンセント式は、どちらを選べばいいですか
1回に手入れする枚数で決めるのが分かりやすいです。今回の充電式は連続30分から40分なので、ニット数枚なら足ります。ソファやカーペットまで続けて使うなら、コンセント式のテスコム TKD50Aか、充電とコンセントの両方に対応したテスコム TKD70A、マクセルイズミ KC-NW825が候補になります(2026年9月時点の各社公式サイトの表示)。
服を着たまま毛玉を取れますか
マクセルイズミの製品カタログには、とるとるシリーズは全機種が着たままのカットに対応と書かれています。ただし、スタンダード外刃にふわふわリングを付けてCareモードで使うことが条件で、デリケート外刃では着衣状態で使わないよう注意書きがあります。テスコムのTKD70AとTKD50Aには「着たままアタッチメント」が付属します。ティファール JB7000J0については、公式サイトで着たままの使用に関する記載を確認できませんでした。
替刃は買えますか
マクセルイズミは、製品カタログにスタンダード外刃の外刃・内刃セット SK-110と、KC-NW825用のデリケート外刃 SK-100が型番つきで載っています。テスコムは、公式オンラインショップにTKD70A用とTKD50A用のパーツのページがあります。ティファール JB7000J0の替刃は、今回公式サイトで確認できませんでした(いずれも2026年9月時点)。
ストッキングやタイツにも使えますか
今回の5点で、ストッキングやタイツへの対応を公式にうたっているのは、デリケート外刃が付属するマクセルイズミ とるとるPro KC-NW825です。メーカーの発表資料によると、外刃の開口部を極小口径にして、薄手の衣類でも使えるようにしたと説明されています。テスコム TKD70Aの公式サイトには、着たままアタッチメントの用途例として30デニール以上のタイツが挙げられています。
迷ったらこれ! テスコム 毛だまトレタ ハイブリッドタイプ TKD70A
充電約2時間で連続30分、コードをつないでも使える5段階ガードの上位モデル
4,048円前後(公式ショップ・2026年9月時点の目安)
\ 衣替えのニット、着る前にひと手間かけるなら /
※ 価格・在庫は変動します。最新情報は各ショップでご確認ください。